時計をしている医療従事者に近づいてはならない

そのまんまです。時計をしている医療従事者を信用してはいけません。

日本の病院ではよく見かける光景ですが、時計をしている医療従事者は、ほぼ確実に手洗いが不十分です。近寄ってはいけません。近寄らせてもいけません。医師、ナースが時計をしているなんてのは、言語道断なのです。時計をしたまま手を洗ってみると、すぐに実感出来ると思います。時計が邪魔で、手首まできちんと洗えません。

感染対策上、きわめて悪影響が強いのは分かり切っているのですが、なかなか改善しない項目のひとつです。手洗いが不十分な手からはいろんな菌が伝播します。MRSAはもちろんのこと、院内感染の原因となりうる菌が、医療従事者の手にはわんさかいるのです。医療従事者も、理屈の上では理解しているのでしょうが、時計を外すという簡単なことがいまだに実現しないのは何ででしょう?本当に、困ったことです。

付け爪をしているナース、装飾品を身につけたまま勤務しているナースも同様です。これはもう、病院から叩きだしていいレベルだと思います。手洗いが不十分な医師も同様ですが……極論してしまえば、院内で腕時計をしているメリットはほとんどありません。全病室にアルコールを配置する前に、全職員の腕時計を外させることの方が先です。こういう基礎的なことが出来ていないのに、さらに感染対策を実施する意味はないと思われます。