2008-05-01から1ヶ月間の記事一覧

本日の教訓

仮定の上に仮定を重ねてはいけない。 いざというとき、もっとも楽観的な仮定からすべてが崩れる。 (本日の教訓)

採血器具使い回し事件(?)

誰も知らない通達は独り言に同じ。採血器具使い回し事件ですが、全国でぞくぞくと報告が上がっているようです。まあ常識的に考えて、本体部分に血が付けば危険なことは確かなので、私が担当者なら絶対に使い回しはしないでしょう。しかし、経理担当者はアル…

週末の計画

週末の計画を立てています。遅過ぎ?とある勉強会に参加するつもりで、前々回に参加したらとても面白かったので、今度が二回めです。病因勤めするすべての医師が一度は参加したらいいのに、って思うくらい充実していると思います。というわけで、まあちと遠…

本日の教訓

平均値が正しいとは限らない。 もっとも普及しているものは、しばしばよく間違える。 (本日の教訓)

あの検査装置のあのパネルの性能がね……ごにょごにょ……

いくつかの論文を読んでみて、いま自分で考えている現象の原因が、ほぼ遺伝子レベルでの話しだという見当がついた。確認する術はないが、遺伝子レベルの仕業だと仮定すると、現状で矛盾するところなく、すべてが説明出来る。これは注意喚起というか、私たち…

本日の述懐

ひとつの数式だけを見つめていられたあの幸せな時間は、 いったいどこに逃げてしまったのだろう? (本日の述懐) そういえば、森博嗣のエッセイだか小説だかに、似たような記述があったような……

何を研究したら?

その気になっていろいろ論文を読んでいると、この世にやり残されていることなんかまったくないような気分になってくる。ふと思いついたアイディアがすでにやりつくされていたり、誰かがほとんど同じ内容を数年前に書いていたり、そんなことがざらにある。も…

横着者の横着

いままでPerlで書いてきた種々雑多な解析スクリプトたちを統合して、ひとつのスクリプトにする作業を始めました。ほんとは誰にでも扱えるようにGUIで作るのがベストなんですが、Perlでは実現が難しそうなこと、いまから他言語を習得していくのはちと負担が大…

勉強会に行ってきたよ

勉強会に参加してきました。PK/PDの内容が面白かったのですが、ほとんど知らないことはない内容だったので、知識の整理のような勉強会でした。よくまとまった資料だったので、そういう資料を入手できたことがもっともいいことだったのかも。でも、この内容で…

やっぱりPerl

どー考えても、Perl以外の言語(ぶっちゃけていえば、オブジェクト指向言語)は私に扱えるように思えなかったので、最終的にはPerlでお茶を濁すことにした。GUIは実現できないにしても、標準入出力を使えば、ある程度の代替手段になることに気が付いたからだ…

なでしこ

この際文句云わずになでしこ使っちゃおうかなー、なんて思ったり思わなかったり。職場でPerlを使ってガンガン情報処理をさせているんですが、あのPerlが私にしか使えないもんだから、迂闊に感染対策用のデータとして外に出せないんですよね。で、仕方がない…

割り箸事件

これについて書けるほど、事実関係を詳細に把握しているわけではありませんが……しかし、いろいろ資料を読んでみても、この亡くなられたお子さんを担当された医師が起訴されなければならない理由が理解出来ません。亡くなられたお子さんとご両親にとっては悲…

菌量が多いと起炎菌?

結論から云いますと、そんなことはありません。たとえば、高齢の寝たきりおじいちゃん。老人施設から肺炎患者として運ばれてきました。レントゲンはバリバリの肺炎像、脱水もあって即日入院、痰の性状はP3、グラム染色で太めのグラム陰性桿菌がちょこちょこ…

おじいちゃんの地球防衛軍

なんとなくまた見たくなった。おじいちゃんかっこいいぜ!

ラスボスwww

ごめん、吹いたwww

波動

波動、って聞くと、何かいいものっぽく聞こえるんでしょうか。物理的に定義すればただの波ですから、お風呂でぱちゃぱちゃやったらすぐにでも起こせます。オカルティックな意味合いで使われる波動については、どうやら生命エネルギィとでも形容するべきもの…

ふらふらと

書いたり書かなかったりと不安定な日々。奇行を繰り返し、ずぶぬれになって家に帰りました、まる。いくつか論文ネタが計画段階でポシャったので、ふてくされてました。仮定を検証してみると、とんでもないところに落とし穴があり、スタディそのものが成立し…

本日の反省

むちゃなことをしたくなるのは、精神が弱っている証拠だ。 (本日の反省)

問題は

問題は常に目の前にある。 目を瞑れば容易に見えなくなるが、ただ目を開けていてもその輪郭を捉えることは出来ない。 (本日の懊悩)

細菌の見えない膿尿

性的に活動性のある年齢の患者の場合、細菌の見えない膿尿は要注意です。もちろん細菌検査をやっている検査技師なら云わずもがななことですが、淋菌をカバーしないといけないからですね。主治医が淋菌狙いという情報をくれなくても、こちら側から推測し、淋…

本日の反省

自分で云うほど何も出来ないひとなんていない。 自分で云う以上に何も出来ないひとはいくらでもいるが…… (本日の反省)

培地に生えないグラム陰性短桿菌

メーリングリストでも発言があったのですが、やはり喀痰のグラム染色でグラム陰性の短桿菌を認め、なおかつHaemophilusの発育を認めない場合、これは百日咳を想定すべき、とのことです。これは検査室の仕事になろうかと思いますので、感染症カテゴリで書いて…

天声人語

何を隠そう(隠すつもりもないが)、私は「天声人語」が大嫌いであります。朝日新聞を批判するつもりは毛頭ありませんので、あくまで個人的な趣味としての好き嫌いなのですが、とにかく私はあの「天声人語」が大嫌いで、受験のときにも読んだことがありませ…

責任の所在

たぶん厚生労働省が治験に時間をかけてじっくりとりくんだり、せっかく認可になった(有用性が高いと思われる)ワクチンの宣伝をしたがらないのは、認可した手前、副作用が出ると責任問題になるからだろうなーと思います。誰が責任取るんさ、と云われたとき…

間違いについて

間違いは発覚しないかぎり間違いではないと認識されている。 もちろん間違いは間違いであり、この間違いはのちに数十倍の規模になって発覚する。 (本日の教訓)

武勇伝、武勇伝

以前から云っていることですが、私はPAPM/BPという和製抗生剤が嫌いです。理由は簡単、「よくわからない」から。手持ちのデータがほとんどなかったので、使いどころを判断することが出来ず、ちゅうぶらりんな印象しかなかったのでした。そこでメーカさんに資…

理不尽な髄膜炎

きょうもHaemophilus influenzae type bによる髄膜炎を見た。検査技師になって細菌検査にたずさわるようになって、これでたぶん6例目だと思う。助かる子もいたし、助からない子もいた。まったくもって理不尽な話しだが、後遺症が残ってしまった子だっている…

中国の手足口病

手足口病ってけったいな名前の病気ですが、立派に感染症のひとつです。中国で流行しているようですね。あいかわらず中国は正確な数字を秘匿しているようですが、こういう場合、正確な情報を隠蔽してしまうと、かえって流行の収束に時間がかかったりするもの…

大は小を兼ねない

マクロ的な視点はミクロ的な視点をカバーしない。 たとえば、学習指導要領は現場の教育を完全に無視しているし、全病院的な勉強会は個々の能力を引き上げたりはしない。 (本日の教訓)

裁量権

日本の組織は、自分の考えで物事を行動しようという気概に乏しい。自らの裁量で動こうという意思がない。これはたぶん、日本人の悪い癖なのだと思う。裁判でも行政でも、前例を重んじる。そして、組織の中で波風を立てずにやっていくことを、「空気を読む」…