2009-06-01から1ヶ月間の記事一覧
レジデント初期研修用資料(http://medt00lz.s59.xrea.com/)が面白い。医療関係者以外がこれを読むとちょっと眉をひそめるかもしれないけれども、こういう考え方はあってもいいと思う。というか、これが現実だし。抗生剤の処方の相談をされると、いつも現実…
ソースはここ。吹いた。日本でこういう啓発系のポスターなり事業なりをしようとすると、なぜだかほぼ必ずこういう幼児向けの何かになってしまいます。不思議です。振り込め詐欺防止キャンペーンであれば「大人」が対象のはずなのですが、なぜか幼児向けだと…
ソースはここ。タミフル耐性遺伝子はあくまでも「理論的に薬効を減弱させるコードを有した遺伝子」であって、臨床的な耐性を意味しません。というわけで、ようやく研究結果が明らかになってきたようです。こどもで影響が大きく、大人では効果がある場合もあ…
あらためて観返してみると日本語訳(吹き替え)がひどいなあと思いますが、これって私だけでしょうか……Dr.houseのことば使いが荒すぎる気がします。もともとの英語でも十分みたいなんですが、日本語の翻訳もそこはかとなくひどい。これでは、ただの嫌なやつ…
ソースはここ。この世界に、安全な場所などありません。この安全宣言っていうの、いい加減やめませんか。たしかに新型インフルを理由に旅行などを中止する必要はありませんが、「新型インフルエンザを理由に旅行を控える必要はない」という発言を、「安全宣…
勉強会のスライド造りが佳境です。というか、眠たくて死にそう。昨日も車の中で意識がトンで、あやうくハンドル操作を誤るところでした。田舎万歳。しかし、いまになって思うのが、「なんでコンナコト受けてしまったんだろう」ってことでして……若干、後悔し…
20歳代後半の男性の結核死亡ニュース。これは切ない。 (前略)市保健所によると、死亡した男性は一人暮らしで、2004年頃から同店の厨房(ちゅうぼう)で勤務。07年1月にせきが出始め、昨年9月以降、たびたび体調を崩し、同12月には働けなくなるほ…
以前、人間は皮膚呼吸などしていないと実家のものに説明したところ、猛然と皮膚呼吸の「証拠」を並べられ、反論されたことがあります。いわく、全身やけどで人が死ぬのは、皮膚呼吸を妨げられるせいだ、と。そんなバカな、肺が機能していればひとは窒息する…
ソースはここ。 ハンセン病患者らの聞き取り調査をしてきた天理大学の池田士郎教授は、新型インフル対応でウイルスの弱毒性が指摘されたあとも、検疫官が防護服を着て機内検疫をする姿に「ハンセン病の歴史が繰り返されている」と思ったという。 戦前、戦後…
知る人ぞ知る……かどうかもよく知らない(笑)、アメリカのほうの医療ドラマです。最近、地上波でも放映しているそうですね。アメリカ系医療ドラマといえばERがもっとも有名でしたし面白かったですけど、Dr.houseはTSUTAYAで偶然見つけて借りたにしてはけっこ…
試してみた、というほど厳密には試していないけど、どんなものか体験してみた、くらいかな?仕事の最中に手を怪我したので、せっかくだからその傷をラップでくるんで湿潤療法っぽく経過を観察してみました。いままで傷は消毒するもの、乾燥させるものだとい…
昨日の話の続きなんですが、よく「滅菌容器」ってありますよね。ガンマ線滅菌とかしてあって、菌が一匹もいませんよと標榜している、そのせいかどうかはしりませんが、バカみたいに値段が高いアレです。よく思うんですが、看護婦さんと主治医ってよく採取容…
ソースはここ。事実ならスクープだと思いますが、はてさて……2004年の膵臓がんがらみかなぁ……
さいきんよく考えるのが、「清潔って何だろう」ってことです。たとえば、さいきん外科の総回診にちょくちょくお邪魔するんですが、そこでよく目にするのが、ピンで固定されたドレナージチューブ。もちろんドレナージチューブが体内に引き込まれないための「…
ふと思い出したので、検索してみたら、意外にあっさり見つかりました。 むかし検索したときには、日本語で訳を載せたものなんかなかったなあ……まあ、ちと伝説というには誇張があるかもしれませんが、文句なくひとを惹き付けるスピーチです。早く元気になって…
あれま珍しい、冷静な対応を始めて見たわ(苦笑)。ソースはここ。以前から書いているとおり、本当に必要なことは発熱外来という「ツール」ではなく、感染症に対する知識と行動力です。そういったより正しい態度と間違いを正してよりよいものを求めていく姿…
久しぶりに物欲が抑えられなくなってきました。こんどとある勉強会で発表するのでいそいそとそのスライドを作っているのですが(いままでサボってたせいで〆切ぎりぎりの仕事ヽ(`Д´)ノ)、その参考にWWDCのkeynoteなど見ていますと、だんだん欲しくなってきち…
とある薬剤師系雑誌を読んでいて思ったこと。de-escalationの実践例としてケースが載せられていたのですが、心不全患者の重症院内肺炎例、グラム染色でグラム陽性球菌(ブドウ球菌かレンサ球菌かは記載なし)、VCM+MEPMで経験的治療開始とありました。まあ…
いまから新型インフルエンザにかかると、やがて来る第二波に対して免疫を獲得したことになり、結果的にはそのほうがいいんじゃないかという考え方があるそうです。米国では感染パーティーなるものが存在するそうですが、そういえば私も小さい頃におたふく風…
福岡市の対応が問題になっていますが、個人的には(ほんっとに個人的な感想としては)それほど問題だっただろうかという感想です。どうも記事を読んでいると、記者センセーサマの間に共通して、「遺伝子検査をしていたら感染拡大はなかった」という認識があ…
追記(2010年3月23日) さいきん「オラペネム」で検索してこられる方が比較的多くなってきているようなので、こっちのどーでもいいエントリよりはいくぶんマシなこっちの記事をご参照いただければと思います。こちらの記事のほうがまだ科学的で、検索者の目…
久しぶりにトンフルネタを。そろそろ日本での報道熱も冷めてきたようで、新規患者は発生しつつあるものの、社会的な情勢は落ち着いてきたのかなという感じがします。といっても、福岡のほうで集団感染はあるようですし、まだまだ安全宣言とか出せるレベルじ…
Macintoshバカにはたまらないイベント、WWDCのお時間ですよー。というわけで、今年のWWDCでは、新iPhone3Gこと「iPhone 3GS」が発表になっていました。詳細は、多大な労力を使ってライブカバレッジしてくれているサイトがいくつもあるので、そのあたりを参照…
WWDC09開幕がいよいよ迫って参りました!……ってのは、おそらく一般大衆にとっては果てしなくどうでもいいことなんだろうなー(笑)。私にとってはワールドカップよりも重要なことなんですが、いよいよWWDC09ですよぅ。ちまたでは新iPhoneが発表されるだの、i…
というわけで、毎年恒例となりつつあるIDATENケースカンファに行ってきました。一年ぶり、三回目の参加でしたが、むちゃくちゃ人間が多くてびっくりしました。参加するたびに人数が増えていくような印象がありますね。去年もいまごろ参加しましたが(去年は…
さいきん疑問に思っているのがこれ。たとえば、さいきん(でもないか)話題になったのが、滅菌された注射筒。採血されたことがあるひとはよくご存知だと思いますが、あのシリンジ、数年前までは未滅菌の容器が使われていました。ところが、数年前(いつだっ…
データ公開して、現場に判断させたら?ソースはここ。 インフルエンザ治療薬「タミフル」(一般名リン酸オセルタミビル)について、厚生労働省・安全対策調査会の作業部会(鴨下重彦座長)は3日、服用と異常行動との因果関係を示唆する調査結果は得られなか…
ようやく院内のポケットマニュアルの製本作業を終えました。疲れた。さすがにひとりでは無理……でもないけど、しんどすぎるので、いろんなひとに手伝ってもらって、とりあえず110冊の製本を終えました。さすがに疲れた。もう二度とやりたくありません。もっと…