検便、意味ある?

検索エンジンから疑問符付きで飛んでくるお方に向けてつぶやくこのページ。検索ワード「検便」はときどき見るワードで、疑問に思ってもなかなか答えが出てこなかったりします。

「検便、意味ある?」だって?
だって、厚生労働省大量調理施設衛生管理マニュアルで検便しろって云ってるんだもん!
やらざるを得ないでしょーヨ、やりたくねーけど。

意味があるかどうかと二択で聞かれれば、おそらく意味はないでしょうね。検便した次の日に保菌する可能性がありますし、調理前の手洗い、また調理時の手袋など、衛生管理をしっかりしたほうが実効力はあるでしょう。さらに「検便で陰性だったから」という免罪符めいた誤解を与えるのはきわめて危険です。まあタイフォイド・メアリーなんていう実例があるので、やらないよりはやったほうがいいんでしょうけど……メリットとデメリットとを天秤にかけたとき、それほどのメリットあるか?という猿のような疑問はわいてきますけどね。アレ、けっこう大変だぜ?

正直、何かあったときの「保険」としてやっているようなものです。ちなみに、流行期間はノロの検査も含めるのが望ましいとの記載もありネボケテンジャネーゾいろんな意味で厳しい内容になっております。検査で陰性=菌がいないハズだ、という思想が見え隠れする内容で、その点でも私の好みからは外れるマニュアルです。

ガイドラインじゃねーんだよなあ、これ……