思い込み

思い込みはたいていのミスの元になります。まあこれは有名な話。でも「おかしいな」と考える前に判断してしまうから「思い込み」なのであって、そういう意味で思い込みというのは非常に厄介です。

これはどんなヒトにでも云えると思うのですが、「思い込み」は環境によって育まれ、大きくなっていくものです。思い込んでいる年月が長ければ長いほど、その思い込みはどんどん強固になっていきます。その思い込みは環境が変わらないと気がつけないもので、自分が「思い込んでいる」ということにすら気がつかない場合がほとんどでしょう。正しいと信じている場合はもっと厄介で、思い込みを解くためのチャンスが目の前に転がっていても、自分でなんだかんだと理由をつけて避けてしまいます。

で、これは自分も含めて思うのですが、最初の3年で刷り込まれたことって、もう絶対直らねえなあ、と思うわけです。私も仕事をするうえでいろいろと職場で教わったことがありますが、教わったことはすべて正しい、という思い込みがありました(笑)。数年経ってちょっと疑問に思っていろいろ調べてみると、まあ出てくる出てくる、自分の思い込みがぽろぽろ出てきてずいぶんとびっくりしたものです。まあ知識的な思い込みは正しい知識を与えられることによって解決することが多いようですが、行動様式に関係する思い込みはずいぶん根が深いものになるようですね。最初の三年云々というのは、おもにこっちの行動様式のことを指しています。

いまから就職するみなさま、最初に就職する場所はレベルの高い場所を選びましょう。最初の三年で刷り込まれた行動様式は、ちょっとやそっとでは直りません。最初の三年がその後を決めると云っても差し支えないかもしれない、そのくらい重要なものになると思います。いかに間違った思い込みを刷り込まれないようにするかが重要だと云えないでしょうか。

とまあ、いろいろあったのでこんなことを書いてみました。切ない……