トンフル続報

いい感じの会見だったと思います。ひとつ気になるのが、生徒の熱はあまり高くないんですね。WHOは熱はあまりアテにならないかもしれないと云っていたようですが(4月27日の時点で書いた)、発病初期だったのか、それともそういうタイプのインフルエンザなのか、そのあたりが気になります。熱があまりアテにならないのであれば、診療にはその点を加味して行われなければなりません。困ったもんだ。どんどん特徴がなくなっていきますね(苦笑)。

ただ、会見そのものでもうひとつ気になったのは、機内シートってのはちょっとやりすぎ……かなあ。機内検疫でひっかからなかったために一部のひとたちが帰ってしまったらしいので、そのあたりでシート情報を出したのかもしれませんが、患者の人権(個人情報も)を保護する点から、シートの特定=個人の特定ですから、その意味で明らかにやりすぎです。犯罪者に人権はありませんが(冗談ですよ)、患者は被害者なのですから。ほんとに被害者に配慮のない国ですね。

……やっぱり「慣れ」てない国だからかなあ。