FFT終了

というわけで、ファイナルファンタジータクティクスPSP版)終了〜。

以前から買う買うと云いながら買っていないように見せかけておいて実は買っていたという高等テクを駆使しつつもやはり時間がなくてあまりやれてなかったりした本作品。じつに面白かったので、余は満足至極でございます。

PS版からのファンだったけど、PSP版になってムービーも追加され、じつにいい味を出している。戦闘システム自体は私の好みからは外れますが、何よりストーリィがよかったのでとても満足しています。基本的に私は物語重視の人なので、他が少々好みから外れているからといって、ほとんど気になりません。シミュレーションゲームに抵抗がないひとは、検討してみても損はしないであろう逸品です。秀逸。

音楽良し、ムービーよしで、満足度の高いシロモノに仕上がっています。難を云えば、処理オチが激しいこと。魔法などのエフェクトが音とかなりズレています。これは場面によっては興ざめしますので、明らかなマイナス。一部では処理オチではなくプログラミング上の仕様だとか云われているようですが、総合的に見てひどすぎると云わざるを得ないレベルです。あと効果音がしょぼい。私は基本イヤホンでゲームをしていましたが、イヤホンから流れてくるひょろひょろと云う音、最初は何の音かわからなくって考え込んでしまいましたが、あとで風の音だと判明。かなりがっくりきました。これもひどすぎるレベルです。

ストーリィについては、FFTはPS版当時から後味の悪さで有名でしたが、こんかいも後味の悪さは健在。もう少し丁寧にディリータを描いてやれば、もちっと違う結末もあり得たと思う。ディリータの葛藤にもう少しスポットを当てて、それをオヴェリアとの関係に絡ませてやれば……とも思うのですが。残念。惜しいかな、ディリータが弱い。物語の核に居ながら、いまいち強烈さに欠けるという欠点がある気がする。

まあ総合的に見て、じつに素晴らしい逸品だと思います。これのためだけにPSPを買いました(笑)。あとはFF7でも買うかな……