偽膜性腸炎のときの処方量

主治医に相談されて困ってしまったんですが、偽膜性腸炎のときのVCMの処方量がよくわかりません。わかりませんというか、私は125mg×4/dayを10日間で覚えているんですが、ウチの内科の医師は、500mg×4/dayで処方しているのをよく見ます。バンコマイシン散は一瓶が500mgだったと思うので、これだけで1日4本。私の記憶している量の4倍です。どうせ人体に吸収されませんので多少量が多かったところでかまわないのですが、困ったことに、バンコマイシン散は高価な薬です。おまけにVREなどの問題もあり、出来るだけ使いたくありません。ほんとは一切使いたくないんですが、保険適応のないメトロニダゾールを使えとは云いづらいので、いまのところ沈黙しています。提案するときは、おおむねVCMを提案します。

いちおう125mg×4/dayで勧めておきましたが、それだけではちと心もとなかったので、手元の資料をいくつかコピィして手渡しました。他科で常識的な量とされている処方例を逸脱した提案をしたときは、できるだけ根拠とした資料を渡すように努力しています。決して間違ったことを主張しているわけではないと思っているんですが、やはり納得してもらう必要はあると思いますので……(というか、自分の身を守るため、ってのもあるんですが)

まあ、ぶっちゃけ、こうやって聞いてきてくれる医師は貴重です。それだけコミュニケーション取りやすいですしね……コミュニケーション取れなかったら、提案もくそもないですし。