そんな日常

いきなりですが、タンスがカビました。

いま私が住んでいるところはとんでもなく湿度の高いところで、ちょっとでも油断するといろんなものにカビが生えます。衣服やタンスなど云うにや及ぶ。越してきた当初はスリッパなどがあったのですが、しばらく使っていないスリッパにカビが生えたのを見て、二度と使うまいと思いました。梅雨の季節は嫌いです。

というわけで、次亜塩素酸ナトリウムの出番です。

さっきからバケツに次亜塩をためてせっせと落としているのですが、何と云うか、はやくも挫けそうですね。タンスの裏側など、見たらぞっとしてやる気が萎えます。っていうか、マジでメンドクサイ。次亜塩の匂いもきついし、もっと手軽に落とす方法がないのか知らん。

そういや、実家ではカビが生えたなんて話し、聞いたことないなあ。それだけ手入れが行き届いていたということか。うむむ……。・゚・(ノД`)・゚・。ナキタイ

ところで、「カビ○たぶら」という製品を見つけました。いやー、営業妨害する気はないんですが……

「カビ○たぶら」の原理を一言でご説明いたしますと、「カビ○たぶら」の中に菌床ごと眠っているバチルス菌(不織布の中)に水を与えると、バチルス菌が目を覚まし、空気中にいっせいに飛び出していきます。
空気中に飛び出したバチルス菌は既に根を張っている菌(目に見えるカビ)や空気中に浮遊している目に見えないカビをパクパクと食べ退治してくれるというわけです。
つまり、善玉菌で悪玉菌をやっつけるカビ処理剤とお考え下さい。

意味がまったく分かりません(;´Д`)

水を加えただけで空気中に飛び出していく菌、なんてはじめて聞きました。すごく危険な菌ですね。Bacillusと云えば、ひところ有名になった白い粉、炭疽菌(Bacillus anthracis)もバチルスですねえ。チャーハンなどに潜む下痢の原因菌、セレウス菌もバチラスですねえ。バチラスと云えばグラム陽性桿菌、かなり大きい菌なので、こんなものがぶわあって舞い上がったりするとびっくりですねえ。どういう原理で「水を加えただけ」で飛び出していくのか、とっても原理を知りたいですねえ。

ところでまじめな話しですが、バチルスがカビを食べるという話しははじめて聞きました。口もないのにカビを食べるとはこれイカに。たぶん、何かの酵素を出してカビを分解するということが云いたいのだろうけど、空中のカビまでやっつけてくれるなんてのは意味が分かりません。どこの国の魔法でしょうか。

まあ正直な話し、楽してカビ取りできる方法なんてないんですよね……困ったもんだなあ。

ところでこの製品の紹介ページでは次亜塩素酸ナトリウムをいろいろ危険だと云っているのですが、たしかに次亜塩は呼吸器の弱いヒトに取ってはかなりきつい薬品です。いまのところカビ取りにはスタンダードな製品ですが、きちんと換気し、休憩しながら作業することが重要です。