2013-01-01から1年間の記事一覧

蜂の巣にご用心

基本的に、アシナガバチの巣は放っておいても問題はない(共生するにはかなり威圧的なパートナだが)。しかし、スズメバチの巣には絶対に近寄ってはいけない。 (スズメバチの巣はこんな感じ。近寄るべからずである)アシナガバチは、巣と巣の回りにいる蜂を…

電源について

建築的には、壁電源は高さ40cmのところにつけるのが「フツー」らしい。ところが、壁電源を40cmのところに設置すると、ほとんどのケースで机の下、もしくは機器の後ろ側に電源が配置されることになる。よくよく考えて配置しないと、「アクセスできない電…

ティフォージ・ ポディウム

ティフォージがコスパ最強だと思うのは私だけじゃないはず。Tifosi(ティフォージ) PODIUM XC ポディウムXC クリスタルブルー インターチェンジブル TF1070106122出版社/メーカー: Tifosi(ティフォージ)発売日: 2013/06/27メディア: Eyewearこの商品を含むブ…

検査室はOAフロアにすべきである

検査室はOAフロアにすべきである。しない理由が見当たらない。OAフロアとは、Office Automation floorの略で、別名フリーアクセスフロアなどと呼ばれる、二重床のことである。床下配線に適しており、電子カルテが標準装備となっている現代病院において、床下…

空調関係に気をつけよう

空調関係でひとつだけ思い出したことがある。空調関係が中央集中管理になっているところがあるが、細菌検査関係の部屋は独立して温度を制御できるようにしておいた方がよい。細菌検査関係の部屋は基本的にクローズドであるため、他と環境が異なる。そのため…

陰圧管理に気をつけよう

部屋の空調関係は意外にキモである。陰圧の部屋を整備しようとした場合、将来にわたって部屋の差圧管理がされなければならない。ちゃんと圧格差がないと、まったく無意味だ。この圧格差をどうやって実現するのか、陰圧室を整備するときには確認した方がよい…

重症系システム

重症系システムを導入予定のICTは気をつけよう。重症系のシステムは総じて他のシステムと仲良く出来ない「孤高の存在」である。具体的には、電子カルテへのデータの取得が困難である。従って、重症系システムを用いたモニタリングデータの取得は、あらかじめ…

クライマーという生き物

「ヒルクライムが好きな連中は総じて、自分と競るのが好きなんだな」というフレーズはとても印象的。(かもめチャンス)

民主党の愚

ソースはここ。民主党の最大の間違いは、「自分たちは信任されて政権についた」と勘違いしたことにある。とりあえず、自民党よりはマシだろうと思われていただけのことなのだが、結果的には自民党よりもひどかった。従って、短期的に信頼を回復する手段はな…

ライトのある光景

時間がないのでいきおいネットでの買い物が多くなるのだが、受け取る時間がこれまたない。だもんで、ほとんどのケースにおいて、不在通知を受け取ることになる。固定の運送業社さんだと、おおむね指定しておいた場所に荷物を放り込んでおいてくれる。もちろ…

ホイールのある風景

ふみゅう、ホイールがごりごり云うのぉ。 ちょうどタイヤが限界だったので、フロントタイヤをバラした。これは以前から交換するつもりで用意してある。問題はホイールだ。以前からわかっていたことだが、手で持って回してみると、すばらしく「ごりごり」した…

ロングライドの風景

今年はブルベにも出走してみたい。もちろん、ポケロケで。たぶん200kmは走りきれると思うし、300kmくらいまでなら何とかなるだろう。400km以上になると、未知の領域でやってみないとわからない。時間をかけてよいなら、おそらく行けるだろう。左膝さえ痛まな…

小児科の尿定量培養

小児科領域における尿定量培養のカットオフ値は、5×10^4(CFU/ml)なのだという。 あまり気にしたことがなかったのでネットで検索してみると、メルクマニュアルにはどうやらそのように書いてあるらしい。知らなかった。というか、10^5という数字もほとんど気…

梅雨なのに雨降らないね

110kmほど走った。日中の気温は、もうほとんど夏だと云ってもいい。走っていて気持ちいいのは早朝だけになりつつある。あまり走る時間も確保できないので、こうなったら夜練するしかないのかしらん。どうやら腸脛靭帯炎をやってしまったらしく、左の膝横がズ…

走りに行った先で雨に降られると大変です。 そういうときに輪行袋を持っていると、本当に救われます。

小径車で長距離を走れるか?

結論から云えば、問題ない。すべてはエンジン次第と断言できる。だから、小径車を選択するかどうかを迷っているのであれば、そのような理由で選択すべきではないとも云える。なぜなら、以前にも云ったとおり、小径車は、走行性能では700Cに絶対かなわないか…

雨です。 今年は非常に梅雨入りが早いですね。その分、早く終わってくれると嬉しいのですが。

アルプス安曇野センチュリーライドに参加したよ

(5月なのに山が雪かぶってるとか、まじテンション上がる)長野県で毎年行われているロングライドイベント。回を重ねて、今年が第五回とのことで、さくっと参加してきたのでレポートなど。 (走る走る)あまり自転車イベントに縁のないひとにロングライドイ…

フロントサイドバッグ

GreenGear社のフォールディングバイク(折り畳み自転車)、Bike Friday PocketRocketは、あえて分類するならロードバイクというよりツーリング車に該当するだろう。しかし、タイヤサイズは20インチ(ETRTO 451)ながら、ロードバイク並みによく走るという評…

小径車は性能が悪い?

結論から云うと、おそらく「小径車は性能が悪い」は当たっている。早く、長距離を走るための道具として、つまりロングファストランの手段として、700cのロードバイクと比べると、小径車はどうしても見劣りするのである。それは理論的にも明らかだ。でも、そ…

チェーン交換

雨が降っている。気温はどんどん上がってきていて、ついに最低気温が10℃を超えるまでになった。もはや自転車に乗らない理由は雨くらいしかない。暖かくなってきたとはいえ、まだ暑いほどではなく、足が回らなくなるくらい寒いわけでもない。修行のような季節…

coagulase agglutination test

一般的な検査室において、S.aureusとCNSを鑑別する際には、おそらくラテックス凝集試薬を用いてコアグラーゼの検出を試みるであろう。S.aureusが産生するコアグラーゼには二種類ある。 bound coagulase(clumping factor) 結合型コアグラーゼ。クランピング因…

Kaplan criteria(続)

病院におけるアウトブレイクにおいて、Kaplan criteriaが役に立つかどうかは不明である。そもそも三日以上の入院生活をしている患者にとって「便培養で有意な菌が検出されない」というのは「(ほぼ)当たり前」の話であり、院内環境のアウトブレイク検索に便…

Kaplan criteria

Norovirusのアウトブレイクを検出するための疫学的診断基準として、Kaplan criteriaという診断基準が存在する。1982年にKaplanが研究に基づいて提案した。その有用性はいまいちはっきりとはしないものの、ノロのアウトブレイクに際して検査が使えない(もし…

Notes from the Field: Emergence of New Norovirus Strain GII.4 Sydney — United States, 2012

今年のノロウィルスについての解説が、MMWRに出ています。知っていても臨床的なインパクトはありませんが、感染症loverにとっては面白い内容です。Notes from the Field: Emergence of New Norovirus Strain GII.4 Sydney — United States, 2012 私たちが一…

K1 β lactamase

決して年末年始にドツキあうβラクタマーゼではない。K.oxytocaが産生する染色体性βラクタマーゼ(chromosomal β lactamase)の一種である。白状すると、これを確定するための直接的な試験方法は、私にはわからない。同定菌名がK.oxytocaで、かつTAZ/PIPCが高…

D-zone test

S.aureus、もしくはS.lugdunensisのクリンダマイシンの誘導耐性(inducible Clindamycin Resistance)を検出するための試験である。平板寒天培地を用いたD^zone testはきわめて簡便であり、CLSIでは、EM耐性・CLDM感受性(もしくは中間)パターンを見たときに…

キノロンというカテゴライズ

尿路感染症や感染性胃腸炎にGRNXやMFLXを投薬するひとがいます。どうやら、「キノロンだから使える」と思っているヒトがいるようです。主に開業医さんに、このような誤解が多いように思います。 保険の審査をしている先生は、「最近の開業医は添付文書も見な…

ハクメイとミコチ

今月のイチ押しの一品。ハクメイとミコチ 1巻 (ビームコミックス)作者: 樫木祐人出版社/メーカー: エンターブレイン発売日: 2013/01/15メディア: コミック購入: 1人 クリック: 16回この商品を含むブログ (9件) を見る丁寧に書き込まれた背景、しっかりした世…

血液培養陽性例

たまには検査技師らしく、血液培養の写真でも載せてみよう。 血液培養(+)事例のグラム染色でこんな像が見えたとき、何を考えるだろうか。何を考えたらよいのだろうか。次に何をやったら、よりよいのだろうか。 このグラム染色像は、Cryptococcusであった。見…