あけましておめでとうございます

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

なんて、尋常な挨拶から始めてみました。去年はどうしたのかなと思って一年前のログを見てみたんですが、去年はしおらしく一年の抱負とか語っちゃってるんですねー。わはは。ちっとも達成出来てねー。

今年はそうですね、何をする人になりましょうか。もうすでにいくつかやらなければならないことに手を付け始めていますが、うーん、どうやら配置転換で細菌検査をするのも今年で最後になりそうな予感がしますので、それまでにやれるだけのことはやっておきたいですね。変化を嫌うひとが大勢いるのがなんとも云えませんが。

そうそう、変化と云えば、偽膜性腸炎にメトロニダゾールを使うっていうの、院内で「委員会からの推奨」というかたちで布教してみたんですね。最初は抵抗されるかと思いきや、お金の話をしたらみんなすんなり受け入れちゃって、わりと拍子抜けでした。現金なものですね。院内での活動はコスト削減で評価されますので、経済指標を提示してあげると話が通りやすいです。みなさん、単純です(嫌みでござ候)。

このメトロニダゾールですが、一年ほど前に添付文書が改訂になっているのに気がつきませんでした。禁忌項目に「脳,脊髄に器質的疾患のある患者[中枢神経系症状があらわれることがある。]」が追加になっているようです。このまま読むと、脳梗塞とか脳卒中とかでもダメなのか?という猿のような疑問が湧いてきます。idatenのメーリングリストで指摘されるまで改訂にすら気がついていませんでしたが、そんなアホな話があるのか?と思いますね。フラジールの副作用には、たしかに小脳失調や末梢神経障害がありますが、いずれも大量長期間に服用した場合だったと記憶しています。気をつけるに越したことはないのですが、でも禁忌なの?って感じです。現実問題として、いままで脳外科で使ってたと思いますけどねー。

ことしは院内で影のひとになろうと思います。こそこそ活動して、こっそりデータを提示する人です。きょうはこっそり提示したデータをしっかり覚えていてくれたひとがいて、けっこう(こっそりと)感動しました。地味に役立つ活動がしたいです。