人件費を配賦する・・・?

どーしても人件費を配賦する方法に納得がいかない。というか、理解できない。

たとえば、人を一人時給800円で雇って、1個300円の雑貨の販売を担当させたとする。働く時間は8時間。人件費は6400円だ。つまり、どうやったって6400円は支出として出て行く。雑貨の利益が一個につき160円だと仮定すると、つまり40個以上捌けなければ、収支は赤くなる。

人件費は固定費だ。なにをどうやったって発生する。そして何個売れようと売れなかろうと、人件費は変わらない。頑張ったら100個売れるかもしれないし、もしかしたら全然売れないかもしれない。結果として、売れた個数に人件費を平等に配賦するというのならまだわかるのだが、何個売れるかわからないのに、人件費を製品にあらかじめ配賦できるというのが、概念として信じられないのだ。

どの文献、資料を見ても、人件費を配賦している。その詳しい方法まで書かれているわけではないので詳細はよくわからないのだが……