風邪ひきさんの日記

朝はそれほど調子悪くなかったのに、出勤してからだんだん喉が痛くなってくる。時間外勤務でいまさら休むわけにもいかず、しかたなく任務続行。朝っぱらから超重症のイレウスをひきあて、がんがん輸血製剤を払い出し、がんがん発注し、がんがんサイレンをならして……とまではいかなかったものの、サイレンを鳴らして血液製剤を持ってきてもらう直前まで製剤在庫が追いつめられた。実際には鳴らさずに極力急いでくださいとお願いして、製剤が到着すると同時に払い出すという、ぎりぎりの状態でなんとか乗り切る。

当然、風邪ひきさんには超過酷な労働であり、よくミスらなかったものだと自分でも感心した。ハイテンションだったためそれほど気にはならなかったが、仕事が終了して、メシ食ってからいよいよ体調がおかしいことに気付く。

余談ではあるが、血液培養から出てきたG群レンサ球菌を主治医に報告する際に、「感染性心内膜炎もr/oしてくださいね」と伝えたところ、翌日そのオーベンから、「蜂巣炎なんだけど、IEもr/oしないとダメかなあ」と問い合わせがきた。いやだって、あのとき「どんな患者さんですか?」って聞いたら、主治医は「原因不明の感染症で重症感があって、心不全っぽいんです!」って云ったじゃん。蜂巣炎なんてひとことも云わなかったZE?

ま、蜂巣炎でも基礎に弁膜症とかあるならr/oはいると思うけどー。