スカイクロラ考・二重反転プロペラ

いや、これはべつに考察でもなんでもないんですが。

以前、ひとつの機体にプロペラは必ずふたつあって逆方向に回転している、と書いた記憶があるんですが、よく考えてみるとプロペラがひとつしかないトレーラもあるわけで、じつは間違いを書いておりました。もちろんカウンタトルクの存在を考慮してのことだったんですが、それほど高出力でなければプロペラひとつだけでも問題ないようです。なっはっは。

もちろんのことですが、二重反転プロペラを採用した機体のプロペラは、必ず片方が逆回転しています。ひとつが右回転だったら、もうひとつは左回転。同じ方向にまわすと大きなカウンタトルクが発生するため、機体が回ってしまうのですね。ふたつのプロペラには、カウンタトルクを相殺する狙いがあります。あと航空力学的にいろんな面で有利なようですが、そのあたりはさすがによくわかりません。スカイクロラに出てくるレシプロ機は、散香もスカイリィも二重反転ですね。

プッシャ機とトレーラ機を比べてみると、プッシャ機の方がいろんな面で効率が良いようです。スカイクロラの世界にトレーラがティーチャのスカイリィしか存在しないのは、じつはそういう理由によります。染赤は双発ですがプッシャですし、劇中に出てくる大型爆撃機も6連プロペラのプッシャ機ですね。そのなかでティーチャのスカイリィはやたら存在感があります。散香も好きですが、ティーチャのスカイリィも偉容があって好きですね。