いったいどこのやおいですか?

医龍14巻が突然「やおい」ちっくな展開を見せている。っていうか、これはもう完全に「やおい」ではないのか。腐女子が大喜びの急展開ではないか。ツボというか、「やおい」として基本的なところをしっかり押さえた「やおい」になっているのでまだ読めるのだが(つまり素人が書いた便所の落書きのようなやおいではないと思うのだが)、いかんせん、一歩間違ったらとんでもない方向に走っていきそうな展開である。

ずっと、
俺はずっと、
朝田、
おまえが好きだった。

ごめん、吹き出しちゃった(笑)。屋上全裸イメージトレーニングもそうだったが、この漫画は油断していると本気でコーヒーを吹き出しそうになるな。

一番の愛読書が栗本薫の「朝日のあたる家」なのであるから、基本的に「やおい」に理解はある方だと思う。これまた誰にも云えないことだが、「テイクラブ」を読んで感動したクチだ(この作品知っているヒトがいたら、相当マニアだなあ)*1。しかし、この医龍の急展開はなんだ。いや、前からかすかな匂いはあったのだが、

絆を
取り戻したかった
たとえ、どんなに歪んだ形であっても

いやあ、狙ってやっていたのか、それとも天然でこういう展開になっていったのか、狙ってやったんだったら新境地だなあ(笑)。まあ面白ければそれでいいんだけど……

*1:そう思っていたのだが、Googleで検索してみるとけっこうヒットした。