つーわけで、ついにフェイズ４へ引き上げになりました。それを受けて、厚労省が新型インフルエンザを宣言。ま、定義の上からは妥当か。
フェイズ４は、「ヒトヒト感染が確認」され、「小規模な集団感染が発生している状態」だとされています。つまり、いままさにフェイズ４って感じなのですが、経済にかなりの打撃を与える勧告を含みますので、足踏みしてしまったような印象を受けますね。渡航禁止勧告もないということなので、そのあたりを考えたことが伺い知れます。
これを受けて、メキシコ国内での人の移動は一部の出入り口を除いて全面的に制限されるでしょうし、日本国内においてもより徹底したインフル対応を求められるでしょう。一時期フェーズ４訓練が流行りましたが、訓練を受けた人やICD、ICNが中心になって対策を練っていくべきです。この段階になってまだ様子見をしているのは、危機管理意識に欠けるというものでしょう。メキシコ帰りのひとが体調を崩しているなどと云った情報もあり、自治体レベルでは対応に苦慮しているのがうかがえます。
ちなみに、今回の豚インフルの死亡率はSARSと同等くらいではないかと考えられているようです。現地では検査が不十分で集計から漏れている症例があるようで、報道されている数よりももっともっと多い可能性があります。疾患定義が定まればそんなこともなくなっていくとは思いますが、いまの段階では仕方がないですね。
メーリングリストにswine flu mapの存在が流れていました。とりあえず載せてみますが、信憑性のほどに責任は持てませんので参考程度にしてください。
