日光東照宮に行ってきたよ7

では、お次は大猷院。家光公の霊廟ですね。

大猷院廟は、「家康公を超えてはならない」っていうことで、東照宮よりは押さえ気味に造られています。とはいえ、十分に絢爛豪華で、美しい建物です。仁王門、二天門、夜叉門と続き、墓所前の皇嘉門となります。押さえ気味に造られているせいか、陽明門や東照宮よりも落ち着いて品があるという感想を持つひとが多いようです。私は、べつに陽明門も東照宮も、イメージよりは落ち着いてるなと感じましたが……

大猷院はもともと家光公が亡くなったときに天皇から賜った法号のことです。大猷は「大きな道」を意味するそうですね。残念なことに、現在では皇嘉門より向こう側には行くことができません。地形に沿って綺麗に造られた全体像と、押さえ気味に、東照宮とは違った雰囲気が見物だと思います。大猷院のまわりに龍が多いのは、家光公が辰年生まれだということに関係しているのでしょう。ちょうど皇嘉門が竜宮城のようになっているのも、それが関係しているのでしょうね。

大猷院を見終われば、とりあえずぐるりと一周だと思います。これだけを回るのに、ゆっくりめにまわってだいたい3時間程度でしょうか。余裕のある人は中禅寺湖や華厳の滝など、まだまだ見るべきところは多くあります。私はこのあたりをごっそり見逃してしまいましたので、冬にでももういちど行ってみたいな思っています。あとは本宮神社とか四本竜寺とか、慈眼堂も見逃した(忘れてた)なぁ。ううう、急に行ったんで宿が取れなかったの……

陽明門が北極星を背に背負っているところも見たかったですね。チャンスがあれば、またチャレンジしてみようかと思います。