木村太郎談「はしかで死ぬ人よりもワクチンで死ぬ人が多い」

ちょっと待て、なんだか論理が破綻してやしませんか?

ほんとに副作用で死んでいるひとが多いんだったら、それはワクチンを禁止すべきなんじゃないでしょうか?麻疹大国と呼ばれるほど症例の多い日本、その日本でそんなに副作用の出る危険なワクチンを接種することが「国際化」なんて、それは論理の破綻と云うべきものでは?

せめてデータを示すべき、というのは、私が読んでいるメーリングリストで出されていた意見です。「麻疹での死亡は毎年80人前後と推定されていますが、ワクチンでの死亡はここ10年、知る限りありません。」とは、youtubeで書かれたコメント。私もそんな危険がワクチンがあったとは知りませんでした。そのような発言をされるのであれば、せめてデータを示すべきです。

厳重抗議もののトンデモ発言だと思います。

つまり、実際には「麻疹死亡者数<副作用での死亡者数」なんてことはありません。

参考リンク(国立感染症研究所
http://idsc.nih.go.jp/disease/measles/report2002/measles_top.html#mashin02

追記

どうやらワンセグで小さく謝罪文が載ったようです。なんぼ何でもあれだけあからさまな間違い流しておいて、謝罪文はそれだけかよ、というのが正直な感想ですが、まあ世間的な注目度が低いとこうなるんでしょうね。つ・ま・り、条件がそろえば、こういう自社に不都合なことはへーきで握りつぶす体質だということか?「真実を伝える」なんぞというジャーナリズムからはもっとも遠い精神ですね。