武田センセ大爆発

しばらく面白くなくって、ウォッチするのをやめてたんだけど、久しぶりに見たらつっこみどころ満載だった。

今回はたばこの害について考察しておられる。この考察がいかにおかしいかは、NATROM先生の考察に詳しい。もはやトンデモの領域である。タバコを吸うと一定の確率で即座に死亡するのであれば武田センセの論理は正しくなるかもしれないが、少なくとも教授職という知の最高峰にいるのだから、他所様の分野の邪魔はしないでほしいもんだ。頼むから、ワクチンとかに言及しないでね。専門外のことには黙ってましょうよ。

他人が整理した結果になっとくが行かないときには、科学者は元データに戻って検討します.最初は「おかしい?」と疑っても、元データを詳細に見ると納得することも多いのです.

とか云っておられたりして、「人の振り見て我が振り直せ」とか、「説得力ない」とか、そういう単語が頭に浮かぶ。根拠を示していないことを「いかがわしい」と表現する武田センセは、自分自身いつも根拠となるデータを示さない気がするけど、きっと気のせいなのだろう。

つまり結論はともかく、求められても元データを示さず、得られているデータの一部を論文に出すなどの「いかがわし論文」はたとえそれが娑婆では「最高権威」であっても、学問的には無視するぐらいの見識は欲しいと思います.

とおっしゃられており、武田センセを信用するすべての方に、私は同じことを云いたい。まったくもってそのとおりだ。そのようないかがわしい言質には、鉄槌が下されるべきだ。ついでに云うと、いままでの常識に合わない結果が得られれば、その原因について深く考察するべきで、すぐに「そんなことはわかっているはずなのに、なぜか……」みたいな表現をするのはやめたほうがよい。そこにはたいてい、「あなたが間違っているのだ」という結論しかないのだから。