ホイールを交換してみた。
TyrellのAM-7は、ETRTO 451の軽量ホイールである。とにかく小径車はホイールの選択肢が少ない。Carbon Wheel AF-1とずいぶんと迷ったが、最終的には手入れが大変そうなカーボンホイールはツーリング車にはそぐわない、という結論となった。
やや心配だったのが、リアホイールのラチェット音。カンパのホイールはラチェットがやかましい(というよりも爆音)という話はよく耳にするが、私の好みは「静かであること」。静かな山の中を走っているのに、耳障りな人工音がやかましかったりすると、かなり興ざめである。ここらへんは好みの問題だが、意にそぐわないホイールを、高いお金を出して買うのもおかしな話だろう。
- 重量
- いま使用しているホイールが1560g(ホイールのみ、QR抜き)、同じ条件でTyrell AM-7が1220g。ほぼ340gの軽量化となった。回転体の軽量化、しかも駆動輪の軽量化である。後述するが、かなり効果は大きかった。
- ラチェット音
- きわめて静か。やや独特な(と感じる)音を出すが、まったく気にならないレベル。足を止めても滑っていくような感覚が気持ちよい。
よく「ギア一枚分」と表現されるが、大げさでもなんでもなく、ほぼそれで問題ない。下手すると、それ以上。タイヤ幅も28cから23cへと変更したので、その影響も当然あるだろう。あまり多くのホイールを知らないのでなんとも云えないが、これはよい買い物だった。思った以上にくるくる回る。
実は、リアスプロケをアルテグラ12-27Tに変更してから、坂の登り方がまったくわからなくなっていた。ぜんぜんリズムが取れなくなってしまったのだ。ほとんどノリ味は変わらないはずだったのに、軽いギアにするとどこに入れていてもリズムが取れない病にかかってしまったのだ。
このホイールを導入するにあたって、リアスプロケは11-25Tに戻してしまった。でも、坂道ではまったく問題ないくらいよくまわる。ずっと下りだと思って走っていたら、じつは緩い上り坂だった、なんてこともあった。もともと激坂でも27Tを必須だと思った経験がなかったので、しばらくはこれでいこうと思う。
このホイールで、神戸西BRM928を走る。