またまた自転車がパンク。悲惨なことに気分転換のつもりだったので、パンク修理キットを持ち歩いていなかった。まあ、携帯ポンプもってないからいっしょだけど。

近場でもパンクするのだから、ロングライドしたいならパンク修理キットは必須だと思い知った。というか、自転車乗りにパンク修理技術は必修項目ですね。たぶんリム打ちだと思うけど(段差で抜重し損ねたのが一回あった)……すぐ近くにコーナンがあったので、何か役に立つものはないかと物色。

ここで私は「見つけてはならない悪魔のシロモノ」を見つけることになる。

その名も「パンク修理剤(自転車用)」!商品名そのものズバリではないが、まあ、そういう商品だと思いねえ。ヘアスプレーみたいな形状をしており、空気入れから何か得体の知れないものをチューブ内に送り込むことで、「パンク修理をせずに走れるようにしてしまう」夢のような商品である。お値段500円弱。

まあ応急処置くらいになればいいかな、くらいの気持ちでふたつ購入。家まで4kmほどを走れれば御の字だと思っていたが、このあと私はこの安易な決断を死ぬほど後悔することになる。

結論から云おう。この修理剤、乾燥するとゴムのようになる(?)白い泡をチューブの中に送り込むことで1mm程度の穴なら塞いでしまうというコンセプトの商品だが(同時に空気も入る)、おそらくごく小さな穴のスローパンクにしか使えない。少し大きな穴に対して使うと、穴から白い泡がチューブの外に漏れ出てしまい、考えるだに恐ろしいことになる。私のタイヤはいろんなところから白い得体の知れない泡が噴出し、至る所でゴム化し、手に負えない(ほどでもないが)状態になった。とても後悔している。ほんとはパッチを当てて修理するつもりだったけど、もうチューブごと換えちゃえ、そう決断させるには充分な汚さである。

ちょっとした気分転換のつもりだったのに、えらい目にあった。写真は近くの公園のネコ。私が昼飯を食べ始めると興味津々で寄って来た。うーん、近寄ったら逃げるくせに、現金なもんだ(苦笑)