口蹄疫のお話(雑感)

口蹄疫の話が加熱してきているようで。

基本的に病気なんで誰が悪いということもないはずなのですが、劣悪な記事を書く一部のマスコミが目に余るというか。コイツラ学ばねえのな、一度根こそぎ絶滅しないと治らないんだろうな、って本気で思うんですよねえ。バカは死ななきゃ治らない。誠実な記事を書いているマスコミもないわけではないのでしょうけど、一部のマスコミについては、存在意義ってもうないな、って、本気で思います。情報が不足している一般市民にとっては、ほんとに不幸な状況です。

たぶん、マスコミが学んだのは「初動の遅れ」っていう便利な言葉なんでしょうね。今回の口蹄疫関係でいわゆる「初動の遅れ」があったのかどうかは私にはわかりませんが、口蹄疫は基本的に殺処分が対処方法で、「初動の遅れ」っていえば、最初の獣医師が口蹄疫を見抜けなかったのが、初動の遅れと云えばそうなんでしょう。口蹄疫はとんでもなく感染力の強い伝染病で、じつは本質的に殺処分で封じ込めることは原理的に不可能です。たぶん殺処分が「ぐろーばるすたんだーど」なんで、殺処分が対策の基本とされていますが、ここまで感染力が強く、伝染性も高い感染症を殺処分で封じ込めるなんてできるわきゃないでしょう(鳥が運ぶ可能性もあるとか?)。これはおそらく、ワクチンで集団免疫をはかるべき感染症です。本質的に、殺処分は馴染まない。

ただし、ワクチンにいろいろ問題があるがためにワクチンの開発の旨味もないし、適応も(いまのところ)ない、ということになっているだけです。最終的には、経済的に馴染まないからそういうことになっている、というだけなのです。ワクチンの問題点については、Wikipediaをどうぞ。従って、これはおそらく定期的に流行を繰り返す類いの感染症だと推測できます。

後から不味い点を抜き出して悪者に仕立て上げるのはマスコミのお得意技ですが、いい加減吐き気がしてきます。誰が悪いのかを知りたいんじゃないんです。何がどうなっているのか、客観的な情報を知りたい。そういう使命を果たせなくなったら、マスコミはもうおしまいです。