こっちが正しい方向性(だと思う)

いろいろ物議をかもしたスパコン事業。個人的には、国の施策としては不要だと感じているのですが、やっぱりというか何というか、GPUを使って実現しちゃったひとがいるようです。ソースはここ

ま、このあたりが妥当な方向性なんじゃないかと思いますねえ。ひとつのCPUを限界まで高速化するのは無理があると思いますし、並列処理させたほうが効率もいいみたいだし。問題は、たくさんあるGPUをどうやって効率的に使いこなすかであって、それを実現するためのプログラムが重要になります。ハードよりもソフトの勝利……かな?

私も含めてですが、日本人って何か具体的な目標があってそれに向かって突っ走っていくのはすごく得意なんですが、ゴールが見えなくなるととたんにやる気をなくす、立ち止まる、思考停止するひとが大勢います。国民性といってもいいレベルかも知れません。それはたぶん、いままでずっとそうなるように教育現場を構築してきた日本の教育の作り出した弊害なのではないかとも思えるのですが、スパコン事業もそれと同じにおいがしませんか。テストでいい点を取ることがすべてじゃないと云っておきながら、やっぱりお国の脳みそはそういう方向で物事を考えているのです。わかりやすい目標を立ててそこに突っ走っていきたいのかもしれませんが(バブル前のあの瞬間をもう一度、って感じ?)、ことこのスパコン事業に関しては、方向性を見直すべきだと思います。

もちろんある程度の技術力は必要なので、全面的に否定するものではありませんが、これ、この267億の予算が「妥当である」ことを詳細に検討したひとっているのかなぁ。