医療情報学会

かなり興味が失せてきた今日この頃。

相変わらずDPCや看護業務の可視化、経営などに興味はありますが、全体的に医療情報に対する興味は低下気味です。それでも学会に参加するのは、ひとえに資格を維持せんがため。その資格も1ヶ月の勉強で取れてしまったのでいまいちありがたみがないわけで……維持しないとなんだか剥奪されるみたいで面白くないので維持している、みたいな、なんとも云えない中途半端な状況です。あはは。

いま書き出してみて思ったんですが、結局自分の理論の正当性を確認したいがために話を聞きにいっている、ようですねえ……この学会で臨床的な話が聞けるとはほとんど思っていないし、まあ、ちょこちょこと興味の持てる分野があるので、そういった分野を中心に勉強させてもらいましょう。

でもちょっと思うんですが……こう、さいきん無駄に大会の規模がでかくなっている気がします。そしてこまごまと細分化された分野のすべてにおいてですが、どうにもマニアックすぎてついていきかねるところがある。たとえば、医療情報分析をテーマにした講演を行うと、「肝炎ウィルススクリーニングにおけるペイジアン分析の検討」とくる。病診連携における基礎技術をテーマにしたら、「地域連携パスを実現するためのアプリケーション制御型ファイアウォールシステムの構築」とかゆー、念仏にしか聞こえない内容になる。そして両者をこのレベルで理解している技術者というのは、ほんの一握りしかいないだろうな、と思うわけですね。もはやこの分野の宿命のような気もしますが、そういう事情も相まってなのか、年を経るごとに、無駄に大会の規模が大きくなっていくような気がします。休日をうまく使っているものの、大会期間が5日間なんてもはや正気の沙汰とは思えん。

新しい考え方、参加者があっと驚いて目が離せなくなるような講演がひとつでもあったらいいんですが、価値観が定まってきつつある現状では、それも難しいのかもしれません。みんなITをつかって情報を分析することに終始するのですが、その方法ではなく、情報の評価の仕方、価値基準の定め方に対して焦点を当てた口演はごくまれな気がしています。私が聞きたいのは、まさに「ソレ」なんですが……


ところで、どうでもいいことながら、iPod touchのマップで「広島国際会議場」を検索すると、「トイレ:広島国際会議場」になるのはなぜ?しかも、なんだか複数本のピンがどかどか刺さっているように見えるんだけど……