先日、iPhoneにAppleがリモートで不適切なアプリケーションを削除出来る機能が付加されていることを正式にジョブスが認めた、というニュースが流れました。このリモート削除機能の存在自体はちょっと前から「どうやらAppleはそういう機能を用意しているらしいぞ」というニュースが流れていましたが、それをあっさり認めてしまうなんて、ちょっと意外。ジョブスは「このレバーを引く必要がないかもしれないが、こういったレバーが無いと無責任なため」と述べたそうですが、機能自体はあっても不思議には思わない、ごくごく普通(?)のもの。ただ、認めたのが意外。
まあ否定したところで、コードとしてコーディングされているんなら誤摩化しようもないですし、いままでだってこのパターンがいくつかの新機能がサービス開始前にうわさとして漏れたりしていたわけで、Apple側も承知のことだったんでしょうね。別にどうとも思いませんが、たとえば世界を席巻しているあるOSがあって、そのOSに意図的にメーカがバックドアをしかけたら、そのメーカは世界中の端末に意のままにアクセス出来るな、とか考えたり。そういう恐ろしさはあるものの、たしかに管理は必要かもしれない。ただし、この機能自体はApp Storeでの承認作業を厳密化すれば不要なものであるとも云えるだろう。大多数のユーザの信頼を損なう機能であることは間違いないように思う。
個人的には欲しいものの、もうちょっと我慢、我慢……
