珍しい成果

さあ、ひとつ仕事が片付いたぞ。

珍しくいい進展のあった仕事で、ちょっとだけニコニコです。苦労の甲斐あって、新人研修医がわんさかいる内科の医局会に潜入出来そうな流れになってきました。ここで潜入工作が成功すれば、まだ頭の白い研修医に、ちゃんと抗生剤の研修が出来るかもしれません。新人さんにそういうことを教えるというのはとても重要なことで、ある意味ここできちんと教育が出来るかどうかで今後のやり方が変わってきます。私がつねづね云うように、最初の三年で刷り込まれたことは、生半可なことでは消えません。最初が肝心なわけです。

もちろん私が教育するわけではなく、私はきっかけを与えるだけに過ぎません。資料をいくつか提示し、決して先輩から「口伝」されることだけが真実ではないのだということを知ってもらうわけです。その意味では、中途半端に経験だけしてしまった専攻医も危険です。まだ若いということもあって、後輩に「口伝」を伝えてしまう可能性が高いからです。まとめて洗脳してしまうのが最良なのですが、こいつらは最初の初々しさが消えて中途半端にコメディカルを侮る傾向があり、ある意味、指導医よりもやっかいな連中です。そう考えると、内科の医局会なんて敵だらけなんですけどね。あはは。

まあ半数くらいの医師とけんかするつもりでやりますので、それはそれでいいんですけどね。いつも思うんですが、私は検査技師なので、職の本分は同定・感受性検査なわけですよ。抗生剤が効くか効かないかならともかく、推奨の抗生剤とか提案するのは本来の職分を超えているわけです。それでもせざるを得ない現実が間違っているんだと思います。