新設された感染防止対策加算について2

というわけで、思っていたより早く具体的な点数が出てきました。びっくりの結果です。資料はここ。前回の感染防止対策加算についてのエントリはここ

せいぜい250点くらいだと思っていたのに、蓋を開けてみたらなんと400点ついていました。びっくりです。それともびっくりしたのは私だけでしょうか?連携加算を同時に算定したら、なんと+100点で500点算定になります。これは……予想外ですね。感染対策に対してこれだけの点数がつくとは思っていませんでした。病院にもよるかと思いますが、中規模病院であれば、おそらく数千万単位の収入増になるはずです。急性期でくるくる回していくタイプの病院であれば、なお有利でしょう。大規模病院なら、億に届くかも。

しかし、基本的にICT活動が根底にあっての算定なので、この500点に恥じない活動を求められるのかと思うと、なかなかに気を抜けないというか、何と云うか……患者さんの負担増でもあるわけですし、ちゃんと充実させていかないといけないですね。まあ、その前に年四回のカンファレンスって条件は変わっていないので、根性出して3ヶ月に一回のカンファを乗り切っていかないといけないのですが。加算1を算定しようとしている病院は、地域の中核として、地域医療の牽引役として、どのようにふるまっていくのかを試されると思います。加算2を算定していく病院は、中核との関わりを通して自院のレベルアップを図っていく努力を求められるでしょう。まあ、わりとまじめに受け取ったら、ヘビィな項目だと思いますね。

ちょっと気になるのは、加算2の算定要件です。「一般病床の病床数が300床未満の医療機関であることを標準とする。」という、微妙な表現に変わっています。おそらく300床以上でも、こっちを算定できるのでしょう。さすがに前回の要件では算定できずに却って減収になる病院が出てきそうなので、条件を緩めたのではないかと思います。まあ、だからといって加算1を諦めるわけではなく、要件を満たすべく、頑張っていかないといけないわけですが。

今年の改訂は現場の人間にはヘビィな内容です。ほかにもいくつか感染がらみがあるので、休日でじっくり目を通そうと思います。

さいきん検査技師としてぜんぜん働いていない気がするなあ……。・゚・(ノД`)・゚・。