感染防止対策加算について

久しぶりにアクセスログを取ってみたら、感染防止対策加算関係で検索してくる人がごろごろいるようです。

いやー、まあ、みんな興味はあるけど「取れない」「出来ない」「何やったらいいのかわからない」で、頭抱えてもだえているのかと思いますね。かくいう私ももだえているうちの一人でして、何をやったらいいのか、皆目わかりません。カンファレンス来週なんですけどね、あはは。

とりあえず、抱えている加算2の病院が、ちゃんと要件を満たせるように指導していくのが先決かなあ。

わりとICTありません、って病院、多いんですよね。で、ICTの役割について講義して欲しい、なんて依頼が来る。じゃあ標準予防策の徹底から……という話になると、標準予防策は聞き飽きました、という返事がかえってくる。ああ、そうか、そんなもんなんだなあ、としみじみしてしまいました。

わりと冗談抜きに、一年後くらいには、「要件満たしてないって打ち切られたー」っていう怨嗟の声が蔓延しているものと予想しています。そして、加算2を切られた病院と連携していた加算1が共倒れになって、あちこちから怨嗟のうめき声が上がっているものと予想します。中規模病院でウン千万の増収になるんですよ、その予算がどこから出てきているのか考えたら、審査が厳しくなるのは当然のことです。ない袖は触れぬ、ってヤツ。

  1. 加算1の病院が打ち切られたら、ぶらさがっている加算2の病院はすべて算定できなくなる。
  2. 加算2の病院が打ち切られたら、連携している加算1の病院が打ち切られる。
    • ただし、加算1の病院は、複数施設連携している場合、加算2の病院がひとつでもあれば加算1の算定は可能である。

その他、いろいろ条件はありますが、詳しくは厚労省の疑義紹介のページを探してください。見つけるのもわりとしんどいですが。

これってさ、めっちゃ高度な頭脳戦じゃね?厚労省マジ天才過ぎ。

あまり複数施設を抱えると年四回のカンファレンスが大変ですし(事務局はとうぜん加算1になる)、感染対策めっちゃしっかりしている加算2の病院をひとつ見つけて一生を添い遂げるのがベストだと思います。そういう病院は、たいてい加算1を算定していますケドねー。

さーて、カンファレンスどうすっかなあ。マジ時間ないんスけど。