リスクはコストである

リスクはコストである。以上。

ITベンダに、なんだかよくわからないものを、「作って(はーと)」とお願いすると、マージン増し増しで強烈なお値段を提示される。当たり前である。

たとえば、DBのアクセス権限だけ渡されて、「このなかにデータがあるから、一週間でなんか意味のある分析してよ」って云われたら、ほとんどのひとは全力で断るだろう。それが、「この投資のROI計算しておいて」だったら、まだやってみようかという気になるし、集計だけやっておいて、なら、まあやろうか、しゃーねーなー、となるかもしれない。高いものには理由がある。慣れた人が直感的に高いな、と感じるのであれば、それは見積もったひとのリスクセンサが働いた結果なのかもしれない。値段を下げろ、と圧力をかけるより、あれおかしいな、と思って、もういちど振り返る方が良い。

誰かに何かを丸投げすると、いずれコストになって帰ってくる。丸投げのなかには、リスクが相当含まれるからだ。
不思議なものだが、真理である。