たどり着けない会場 〜 淡路島ロングライド2013 〜

淡路島ロングライド2013に参加した。

じつは去年も参加していたのだが、いま過去の記事を見返してみたものの、ロングライドの記事がない。バカみたいに忙しい時期だったので、どうやら書かずじまいだったようだ。

淡路島ロングライドは2000人の参加者がおり、もういろんなひとがブログ記事を書いている。だから私も好き勝手書こうかと思っている(苦笑)。

特段、何か重要なことが起こったわけではない。たぶん、これから先も、自転車を乗っていることで何か特別なことが起きることはないだろう。日常とはそういう何気ないものの積み重ねであり、そういうものだとしか云いようがない何かだ。ロングライドは非日常だとよく云われるけれども、私自身はロングライドはそれほど非日常だとは思わない。自転車乗りにとっては、これもまた日常の一部なのだろうと思う。

んが。

やはり、こういうイベントの類いは燃えるのである。2000人からの自転車乗りが、ただ島を一周するという目的をもって走るのだ。自転車乗りとしちゃ、これはやはり燃えるシチュエーションなのである。このくっそ暑い中を、2000人のバカが、ただ島を一周するために走るのだ。景色を見たいならオートモービルを使えばよい。グルメを楽しみたいなら自転車に乗らずともよい。でもこの2000人にとっては、自転車でなければならないのだ!

……そう、2000人である。200人ではない。2000人である。予想通り、会場の入り口は大混雑だった。じつは去年も大混雑しており、ある意味予想の範囲内だったが、今年も見事にしてやられた。インターからほとんど動かない。入り口がひとつしかないので仕方がないのだが、もう少し何とかならないものかと思う。というか、まあ寝坊した私が悪いのだが。

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(すべてiPod touchなので画質は期待しない)

その影響で出走がものすごく後ろになってしまったのである。今年は早めに出走してゆっくり目に走って、いろんな自転車を見ようという計画は、早くも崩れてしまった。あんまりのんびり走りすぎると、下手をするとどこかのASクローズに引っかかるかもしれないので、あまり落ち着いて走れない。

前夜祭で見た自転車がとても面白かったのである。リカンベント(明らかにワンオフと思われるフルカスタマイズの一品)、痛ディスクのBASSO(痛ディスクどころかディスクホイールそのものを見かけなかった。下手すると全参加車中唯一のディスクだったのでは)、そしてブロンプトンリカンベントは合計2台見た。私のような小径車はほとんど見なかった……ちょっと悲しいが、100kmオーバーともなるとさすがに敬遠されるのだろうか。まあ、ブロがいたんだけど、このブロはまた(乗り手が)特殊だったからなあ。

今年は痛ジャージというのもほとんど見かけなかった。ニコ生ジャージと、ミクジャージくらいで、あとはほとんどまともなジャージか、クラブジャージくらい。去年はもう少しいろんな痛い種類があった気がするのだが、今年はほとんどが痛くないサイクリストばかりだった。それはそれでつまらんのだが。

朝6:30に出走する。
朝焼けを背負って走る海岸線は、とても気持ちよい。

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