ご近所シーサイドライド

朝から90kmばかり走ってきた。30kmほど平坦を走って、海に出る。本当ならさざえのつぼ焼きが食べられるのだが、朝が早すぎたのでどこの店もやってない。ちょっと寂しい。

無補給で走ることはとても危険なことである。いわゆるハンガーノックと呼ばれる現象が起こる。体のエネルギィが枯渇し、極度の低血糖状態になることを、ハンガーノック、もしくはボンキングと呼ぶのだが、こうなってしまうと、意に反して体は動かなくなり、思考力も極度に鈍くなる。……らしい。だって、「これがハンガーノックだ!」って経験したことないんだもの。

しかし、このシーサイドライドでそのハンガーノックというやつをはじめて経験したかもしれない。無補給で走ることは危険だと知っていたんだけれども……調子良かったからついそのまま走っちゃったんだよぅ。朝飯も食わずに出かけて、ゆるゆるいくつもりだったのに途中で気が変わって時速30キロ弱くらいで1時間半くらい走って、山を登って下りたらまったく足がまわらなくなっていたとゆー、シャレにもなんにもならない状態に陥っていました。これがほんとにハンガーノックというやつなのか、私には定かではありませんが、無補給で走ることの恐怖をいやというほど味わいましたよ。なんせ、まわり数キロにわたって店も何もない地域でしたから。

で、やけくそになって海岸線を走り、どうにかこうにか店を見つけて滑り込み、そこらへんにあったおにぎりを腹に詰め込んで、さらに(性懲りもなく)道に迷って、気がついたら90kmくらい走っていましたとさ。午後からはガスコンロとクッカーを見にスポーツデポへ。コールマンにするか、キャプテンスタッグにするか……うーむ。