電子カルテとグラム染色のオーダ

職場で、オーダリングシステムでグラム染色のオーダが入っていない場合、グラム染色を「やってはいけない」とされている職場があるそうです。……うーん、ビミョーだなー。

他にもいろいろあって、抗酸菌の培養なしで遺伝子検査のオーダが立てられたり、抗酸菌の塗抹検査だけのオーダが立てられたりと、かなり混沌としている病院があるようですね。これはたぶん、システムを組んだときに組み方が悪かった、最悪の例のひとつだと思います。おそらくオーダの内容がバラバラで表示され、主治医が必要なものを選ぶような、めんどくせーオーダ画面になっているのではないかと想像されます。

これはわりとありがちな、「出来上がってみて初めて気がつく」類いのものでしょう。こういうものは他施設を見学させてもらえるとわりとすぐに判明する瑕疵で、見学さえさせてもらえれば陥らずに済む罠のひとつだと思います。他にも視点を主治医に据えて俯瞰しないと見えてこない類いのものはあると思いますので、システムを新しく構築するときには、いろいろな切り口でじっくり考えてみることが大事だと思います。

いやー、いまそれを至急やらないといけない状態になっておりまして、困っているんですよねえ。そんな時間取れないし……