ツールを使うのは人間である(深い意味はない)

厚生労働省の関係文書はなぜかPDFなのに細部がぼけていて読めないものが多い。どうせWordで作成して出力しているのだろうからそのままPDFに出力も出来るはずなのに、なぜだろう?いろいろと推測できるが、ファイルの容量が無駄にデカイことを考えてみても、おそらく一度プリンタで出力したものをスキャナで読み込んでいるのだろう。何か事情があるのだとは思うが、理由もなく、また何の事情もなくこれをやっているのであれば、ただのアホである。

もちろん文字の検索も出来ない。この時点で、電子化するメリットのかなりの部分が失われている。議事録なんかは文字の検索が出来てナンボの書類であり、だから紙ファイルに題名とインデックスをつけて「管理」しているのである。必要なときに必要な書類が取り出せないのであれば、書類としての意味がない。電子化はその作業をきわめて効率よく行うことが出来るため、書類を電子化するメリットの大部分はここにあるのだ。決して、省スペースだけが電子化のメリットではない。よく考え違いをしている御仁を見かけるが。

というわけで、今日も出張のための勉強資料をひいひい云いながら探すのであった。いや、マジで見にくいよ、厚労省のページ。