ウィルスにやられた

まあ、ウィルスと云ってもコンピュータウィルスなんですが。(これもある意味感染症カテゴリかな?)

ひところウィルスと云えば破壊的な活動をするものばかりで、画面にワニが出てきてデスクトップを食べたとか、爆弾が出てきて全部を吹き飛ばしてしまうとか(まるで昔のマッキントッシュみたいだ)、まあそういうものばかりだったと思います。というか、そういうものばかり印象に残っている。現代のウィルス事情はかなり複雑で、こんかいウチのマシンがやられたのは、特にダメージを与えて回るようなものではなく、ただUSBメモリを介して増殖していくだけの、なんということのないヤツでした。まあ、助かったというか何と云うか。やっかいだったのは、感染したのがこれ、病院のマシンなんだよなあ。

そこかしこ、複数台やられていました。ぜんぶUSBメモリを使ってデータをやりとりしたものばかり。こまったことに、どこが感染源がわかりません。ある程度の推測はつくんですが、これでは感染対策がとれない(笑)。まあ完全にクローズドなウチのシステムが感染すると云えば「USBメモリ」ってのはほぼ確定なので、注意するべきはやっぱりそこなんですけどね。さいきんドクターが論文用のデータを採取していったので、そいつが感染源でしょう。なってないなあ。

とりあえずボスに説明してフリーのアンチウィルスソフトを導入し、駆除してまわっています。じつにめんどくせえ。いやな仕事です。そういえば、ボスに説明するときに、めんどくさいんでこのウィルスを「自己増殖型」と表現したところ、みごとに勘違いされて、PCの中でどんどん増えていくものだと解釈されました。おおう、そういう解釈もありね。ウィルス量が少ないときはウィンドウピリオドがあって、アンチウィルスソフトが検出出来なかったりね(笑)。

コンピュータであろうが、人間であろうが、考えることはいっしょなんだなと思いました。Let's clinical thinking!