コミュニケーション

チームでまずいのは、コミュニケーションが途絶えることだ。

たとえば、いつまでも悶々としながらひとつの問題にひっかかっているメンバがいたとする。新人なら勉強がてらそのまま迷わせておいてもいいかもしれないが、それが通用するのは、新人がたたき出すアウトプットが、チームに取って著しく小さいときに限られる。新人の担当する作業が、悩んでいる間中、無視できない負荷になるなら、悩ませておく時間はありえない。にもかかわらず、悩み続けるのは、そもそも新人ゆえに自分の作業価値を理解できていないか、理解していてなお相談できない雰囲気があるのか、そもそも悩んでいる状態が大好きなマゾなのか、まあいずれにせよ、望ましい状態ではない。

基本的には、そのひとのアウトプットがどの程度重要なのか、という点で決めてもいいと思うが、OJTの名目のもと、チームのアウトプットに影響を与えるまでに「OJT」を実践するのはありえない。チームのアウトプットは顧客に納品されるべきもので、したがってOJTのコストを顧客に払わせることは、やってはならない。