タブレットはいざという時に「使える」か?

DMATの訓練でタブレットを使うたびに思うことがある。タブレットって、有事の際に「使える」だろうか?

個人的にはNo。まったくといっていいほど、使い物にならないのである。みんなよくあんなものでちょこちょことEMISを更新できるなあと感心する。とくにダメなのが情報収集だ。情報収集の際には、基本的にはいくつものタブを並行して展開して、あるタブには地図、こっちのタブにはEMIS、あっちのタブには土木情報、そっちのタブには道路状況、みたいな状態になるのが普通だが、これがまったくスムーズにできない。反応が鈍すぎる。入力も不自由だ。これでは、ロジが使うには問題が多すぎる。

もっとダメなのが、タブレットにマウスをつないで使っているひと。これは、タブレットの操作性に問題があることを端的に示すいい証左なわけだが、手に持って使うタブレットでマウスをつないでいる意味が分からない。それ、どこでマウスを操作するつもりですか?けっきょく下敷きかなにかがないとダメなわけで、携行物が増えてしまう。ThinkPadなどについているトラックボールもダメだ。ジェスチャが使えないから、やはり製薬が多い環境下では、操作が悪くなる。

というわけで、災害時、DMATのロジが使うためには、

  1. 軽い
  2. それなりの大きさがある
  3. トラックパッドの操作性が高い
  4. それ自体で通信が可能である

などの能力が欲しいと思うわけで。モバイWi-Fiでネットに接続しているヒトが多数でしたが、これも携行物が増えるので避けたいと常々思います。まあ、お金の関係で難しいですが。