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リハビリ勤務について

少し辛辣かもしれないが、この時点で私が感じていることを、「記録」として書いておこう。

メンタルヘルスで復職したひとの勤務状況を、どのように考えるべきなのだろうか?もっと細かく言及するなら、「リハビリ勤務」とはいったい何だろうか?

私は現時点で、「リハビリ勤務」を「100%復職できる状況ではないひとを、段階的に勤務に慣らしていこう。きっと復職できるレベルまで慣らすことが出来るはずだ」という考え方だと理解している。果たして、ほんとうに可能だろうか?少し調べてみたが、このリハビリ勤務が有効であるという科学的な根拠はなさそうだ。科学的な根拠がないから無意味だというつもりはさらさらないが、周囲を見渡してみて、リハビリ勤務、慣らし勤務が「成功」しているケースはあるだろうか。私自身は、寡聞にしてほとんど聞いたことがない。

たとえば、3ヶ月慣らし勤務をして、それでもなお支援が必要だという状態は、果たして「勤務できる状態」と云えるのだろうか?その場合、いったいどのくらいの期間「支援」をしたら、そのひとは「復職」できるのだろうか。さらに云えば、果たしてそのひとは「支援」がなくなったら、「勤務できる状態」を保つことが出来るのだろうか。

私がいちばん疑問に思うのは「ここ」である……「支援」が必要なひとが慣らし勤務で仮に復職するとしよう。そしてリハビリしながら、所定の期間の勤務を終えて、正式に復職する。その後、そのひとは、「支援」なしで勤務を継続できるのだろうか。それこそ個人差があるのではないか。支援がないと働けない状態の人を、支援しながら働かせて、ある日すっぱりと支援がなくなると何が起きるのか。火を見るより明らかではないか?

つまり、リハビリ勤務の間に正式に復職できると判断できるまで、本来なら支援が必要なはずである。それははたして「勤務できる状態」といえるのか?つまり、「一定の成果を上げて給料をもらえる状態」だと云えるのだろうか。

辛辣かもしれないが、個人的にはNoだ。リハビリ勤務という考え方は、かえってメンタルヘルスのひとが復職するための障害になっている気がしてならない。そして、この制度が職場と患者、双方の不幸を作っている現況のような気がするのである。