平成28年度の診療報酬改定、どうやって対策しよう

久しぶりにアクセス解析を見てみると、ここ数日のアクセス数が倍以上になっていて、「なんじゃこりゃ」としばらく考えたすえに、「あ、そうか、前回の施設基準の記事のせいか」と思い至った。みんな苦労しているというか、どうやって対応しようか、悩んでいるんだろうなと思った次第。

これといった回答はないが、別に「一日」でまわらないといけないとも、「いっしょに」ラウンドしないといけないとも書いていない。つまり、そういうことが可能ではないか、と思う。というか、「いっしょに」「全病棟」まわるなんて、通常のマンパワーだったら無理でしょう。あ、でもこれ云っちゃいけないのかな、だって、ICTメンバって、いちおう「専任」なんだもんなー(棒)。つまり業務の50%は最低感染対策に従事していることになっているもんなー(棒)。そりゃー、半日かけたら全病棟まわることもできるわなー(棒)。

抜け穴探しみたいで嫌だが、「すべての医療環境をくまなくラウンドし、特定の項目だけをチェックしてはならない」とは書いていないし、地域連携みたいにチェックリストサンプルが提示されているわけでもない。ひっそりとこんな項目が追加されているところを見ると、おそらく次の監査の重点チェック項目になるのであろうと推測される。つまり、これが原因で返還請求を食らう病院が出てくるのではないかと推測される。

今回の改定は、正直に云って、「不意打ち」に近い。そもそも疑義解釈をしないと解釈できないルールブックというのがバカの極みである。とても気に入らないが、まあ毎度のことだから、仕方がないのだろうと諦めるしかないのだろう。