高齢者の運転について

認知症の高齢者が車を運転する事に対して、私は否定的な意見を持っている。

そもそも車の運転は全国民に一律に禁止されており、車を運転するに足る技量の持ち主であると認定された場合にのみ、特別に運転が許可される。従って、車の運転をする技量が伴わないと判断されるなら、それは禁止されるべきである。そもそも免許とはそういうものではあるまいか。車は生活の足で、足がないと生きていけないとか、そんなことはまったく関係がない。そもそもそれが認められるなら、無免許運転であっても同じように認められる可能性を論じなければならない。

免許を得るにあたって試験があるわけだから、車の免許も更新に当たって試験を課すのは、妥当であるように思われる。そもそも、車の運転が「危険行為」であるから免許なのである。医療行為が危険行為であるから、免許であるのと同じであろう。免許であることの意味を考えるのであれば、仕方がないのではないかと思われる。