リーダの役割

結論を出すのがリーダの役割ではない、と思う。

会議における意思決定は、(1)意見出し、(2)論点整理、(3)結論、の順番で流れていくものだと思う。ほとんどのリーダは、結論を出すこと、つまり意思決定がリーダの役割だと信じているのではないか。間違いではないと思うが、正解でもない気がする。

誰かがケツを持たないといけないので、それはリーダの役割でいいと思う。議論が分かれた時、最終的な意思決定を担うのも、やはりリーダの仕事だろう。だが、だからといって、意思決定「だけ」がリーダの役割ではない。意見出しや論点整理にも関わっていかなければ、とくに論点整理をしっかりやらなければ、結局はどうでもいい意見が力を持ち、最後に意見が割れて、紛糾するもとになる。

つまり、やはりリーダは、意見出し、論点整理、意思決定のすべての段階で深い関わりを持たなければならないのだと思う。別にリーダ=重役でなければならないことはない。むしろ、忙しい人がリーダになること事態が、間違いであるとも云えるかもしれない。

まあ、あれだ、重役はすべての会議の上にたって、すべての責任を引き受ける「人柱」ってポジションが妥当だよね、うん。