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自転車というもの

自転車とは人生である、とか云ったひとがいるとかいないとか。

ロードバイク、もしくはロードレーサーは、スピードを追求した自転車だと理解されていることが多いが、これは誤解である。正しくは、「ロードバイクは効率を追求した自転車である」。スピードは、その副次的な産物に過ぎない。

エンジンは人力なわけだから、できるかぎりロスを少なくして、入力した力を推進力に変えなければならない。その点で、ロードバイクはきわめて優れている。いまのロードバイクの姿は、制約の中で限界まで効率を追求した結果なのだ。非常に「効率的である」ため、老若男女すべてがその恩恵にあずかることが出来る。つまり、結果的にすべてのひとが等しく、自転車を楽しむことが出来る。

ときどき仕事を処理するスピードこそが有能さの証明だと考えている(ような)ひとをみかけるが、これは誤解であろう。そのようなひとはたいていがむしゃらに突っ走るだけで、端で見ていてむしろ怖いのだが(そして、こいつにだけは仕事預けられねーなぁ。。。と思う)、仕事が早い人は、ほぼすべてのケースで、効率的である。スピードがあるのは、結果的にスピーディに処理されている、というだけに過ぎない。うわっつらだけ真似してもダメだ、ということだ。

個人的には、これはすべての物事に当てはまると思っている。