やらない後悔やる後悔

やらないで後悔するよりも、失敗して後悔した方がいい。本当だろうか?

絶対に嘘である。誰が考えたのか知らないが、失敗して後悔した方がダメージはでかい。

  • あなたはA株を手放しB株を購入した5日後に、その株を持ちつづけていたら100万円のもうけが出ていたことを知った
  • あなたはB株を手放そうかどうか迷い、手放さなかった。5日後、手放してB株を購入していれば、100万円のもうけが出ていたことを知った

どちらがダメージがでかいか、明快である。

行動の後に生み出された結果に対して生じる後悔は、より深いものになる。だからひとは損失回避的になるのだ。何かを達成するためには過度に損失回避的になるより試行回数を増やして挑戦するしかないのだが、最初の数回で過大なダメージを負ってしまうと、どうしても損失回避的になってしまう。成長の過程で小さい失敗を繰り返し、試行することを覚えた方がよい。そして小さく失敗することが、じつは最終的に達成をもたらすのだと云うことを本能的に理解する必要がある。

メンタルが強い、と形容される人は、おおむね楽天的なひとが多い。皮肉でも嫌味でもなく、いい体験をしてきたひとなのだろうと思う。