ワーカホリックと仕事と私

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この記事の定義によれば、私はワーカホリックである。

否定はしない。薄々どころか、そうだろうと思っていた。ただし、◯◯中毒、という単語に見られるような、楽しくて仕方なくって耽溺している、という意味合いの「仕事中毒」では決してない。それはつまり、やめたくてもやめられない、自分でコントロールがつかなくなって、どうしようもなくなってしまった、中毒症状である。

「非生産性への恐怖」は常にある。だからiPhoneのアプリを使って、時間とタスクの管理をしている。無駄な時間が生じないように、いくつかのルールを定めて活動する。自分の時間がコントロールできる休日は、この傾向が強い。ちなみに、このブログを書く時間は、おおむね20分である。書くのに20分以上かかる記事は、ほとんど存在しない。もちろん、Siriに「20分タイマー」と指示してから書き始めるのだ。

「テクノロジー中毒」は、あるかもしれない。たしかにiPhoneが手放せなくなっている。が、仕事をする以外で、iPhoneが手放せない、というわけではない。ただし、ときどき仕事関係のメールが飛んでくる(DMATもこっちに飛んでくる)ので、そういう意味で手放せない。見逃すと、あとあとめんどくさいことになる。また、自分にあった、効率的に動くためのメソッドをつねに探している。

「新しいプロジェクトを追いかける」ことは、あまりない。さっさと仕事を終わらせて身軽になりたいと思っている。が、身軽になったら仕事を探すだろうことは想像に難くない。

「健康や衛生を無視してしまう」傾向は確かに強い。困ったことに、困難な状況に陥ったら、自分が犠牲になったらいいや、と心のどこかで思っている。

「仕事に満足できない」傾向も強い。だから、部下に仕事を任せられない。自分が思っている形を実現させるために、自分で手を出そうとしてしまう。結果、仕事を追求しすぎる傾向が生じる。ここに、自分の健康を顧みない性質が加わると、睡眠時間を削ってまで仕事をする状況が生まれる。結果、慢性的に睡眠不足になり、効率性が失われ、さらに睡眠時間が削れるという負のスパイラルが生まれる。だから、睡眠不足は何よりも避けなければならない。

ちなみに、私は慢性的な不眠症である。一日の睡眠時間はだいたい6時間弱で、ときどき目が覚めるくらい、かなり浅い。私にとってはかなりツラい状態である。今日は5時間で目が覚めたので、そろそろ本気で眠剤が必要なのではないかと思っている。


仕事を自己実現の手段と位置づけているひとも多いとは思うが、私にとっては、「仕事とは何ぞや」というたしかな答えがない。過去ログには仕事関係の微生物記事が多くあるが、最近、仕事関係のことをほとんど書かないのは、そのあたりが原因である。仕事が楽しくて仕方がないワーカホリックよりも、楽しくも何ともないのに辞められないワーカホリックの方が、圧倒的に病的である。きっと、私の他にも大勢、このようなひとがいるのではないだろうか。