失せものは見つからない

失せものが見つかることはない。

「なくしてしまったもの」は二度と見つからない。そう心得るべきである。残念ながら、取り返しがつかないことはありえるのだ。だから、つねに全力でなければならない。全力で「なくさない」ように、気をつけなければならない。何かをなくしたら、それはもう見つからない。

なくしてしまったらもう二度と見つからない代表格が、「時間」である。「信用」もそうだろう。概して、形のないものは見失えば、二度と見つからない。

もしかすると、「キャリアパス」とか「ビジョン」と呼ばれる概念も、なくしてしまえば二度と見つからないものなのかもしれない。

もう二度と見つからない、という覚悟。社会人として生きていく上では、絶対に必要な概念だと思う。だから、小さい頃から、「取り返しがつかない失敗はありえるんだよ」と教えておくことが必要だ。失敗したら最後ではない。だが、取り返しはつかない、が真実だろう。