エボラ疑いで健康監視措置が発生エボラ出血熱に関する検疫及び国内における対応について


エボラ出血熱に関する検疫及び国内における対応について |報道発表資料|厚生労働省

エボラ熱感染症を疑い段階で公表することに意味はない。症状がないものから感染することはないし、空気感染もしない、さらに云えば、昆虫が媒介することもない。米国では犬、猫が媒介するなどと云った馬鹿くさいデマがあったようだが、そのような事実も確認されていない。握手、軽いハグで感染することもない。

もっとも愚かしいのは、このリスクマネージメントを「隠している」と断じる存在だ。無意味に騒ぎ、対応をかき混ぜることに意味があるのか、もっと真剣に考えるべきだ。残念だが、マスコミにその機能を求めることは出来ない。結局のところ、マスコミは「国民」が求めるから報道しているだけの、自己判断することのできない、ただの「知る手段」のひとつに過ぎないからだ。もし仮に、マスコミが愚かだと感じるならば、それはマスコミにその役割を求めているものが愚かなのだということに過ぎない。

お役所に、無意味な仕事をさせるべきではない。そのような仕事をさせるのであれば、もっと出来ることがあるはずだ。マンパワーは湯水のごとく沸いてくるものではないのである。

本来、情報をありのままに正しく伝えることは大事なことだが、問題は、その情報を受け取る側にある。そこがリスコミの難しいところなのだろう。