重症系システム

重症系システムを導入予定のICTは気をつけよう。重症系のシステムは総じて他のシステムと仲良く出来ない「孤高の存在」である。

具体的には、電子カルテへのデータの取得が困難である。従って、重症系システムを用いたモニタリングデータの取得は、あらかじめ仕様書の中に盛り込んでおかないと追加費用を取られる可能性がある。困ったことに、CVカテーテル等の挿入は重症系システム使用中に発生することが多く、従って、サーベイランスデータの取得が困難になる可能性がある。

技術系のコメディカルはあまり重症系のシステムとは縁がないが、処方の継続が難しかったり等、通常の電子カルテへのデータの引き継ぎに問題が出るケースがあると聞いている。重症系のシステムを導入予定なのであれば、担当者はそのまわりのシステムとの連携に気を配る方が良い

気を配って連携を確保したところで、感謝されるどころか当たり前の仕事をしているとしか見てもらえないのは悲しいかぎりではあるが。