血液培養2セット採取の怪(怪なのはウチの病院)


血液培養2セット採取したら陽性率が上がる、というのは、常識的な結果。ところが、2セット採取しても陽性率に有意差が、で・な・い(爆)

いやー、参ったなあ。当然出るもんだと思ってたのに、なんでだろう。検定ミスってんのかなあ。結果はプラスマイナスの名義尺度だから、カイ二乗検定(Pearson's chi-square test)だよねえ。有意差……でないんだよなあ(爆)。ありえねー。

考えられるのは、血培を採るタイミングが悪すぎて2セット採取の効能が打ち消されてるとか、ムダが多すぎるとか、コンタミネーションが多くなったとか、そんなんだろうか?別にCNSの検出率に大差はないんだけどなぁ。以前からウチは体温38℃以上で看護婦さんが自動的に採血して血液培養を出すという院内文化があり(そういう指示が主治医から恒常的に出ていて、看護師さんの業務として定着している)、そのあたりも関係しているのか?これは少し何か原因を探して改善した方がいいのだろうか。……そもそもこの検定の結果は正しいのだろうか(大自爆)。

ううう……誰か指導してくれるひとが欲しいよぅ。何年も自学自習でやってきたけど、時間がかかりすぎてつらい……。・゚・(ノД`)・゚・。

(写真は血培から出てきたESBL産生Ecoli。私の忠告を聞かずにCZOPで押切り、なんと治癒してしまった例。腎盂腎炎だったからかなあ?)