ディスクはどのくらい劣化するか?

ルチンで悩ましいのが、薬剤感受性試験に用いるディスクの管理かなと思います。自動分析機がある施設はほとんどディスク法を使わないのではないかと思いますが、それでもいくつかのシーンでディスク法を使って試験することはあるかと思います。Haemophilusとか。アレとか、アレとか。ごにょごにょ。

一般的に、βラクタム薬は劣化が早く、その管理に気を使わなければならないとされていますが、やはりわりと厳密に管理しないといけないようです。困ったことに、湿気を吸うと一気に劣化するらしく、冷蔵庫の性能、開け閉めの頻度、おいてある場所などの環境次第で、速やかに劣化し、あっという間に管理限界を超えてしまうこともあるようす。一般的に開封後一週間で使い切りなさいとなっていますが、日常的にディスク法を用いている施設でなければ、使い切ることは不可能でしょう。冷蔵ではダメになりやすいようなので、ウチではすべてのディスクを冷凍保存することを考えています。場所確保しなくちゃ。

こんどディスクを劣悪な環境に置いて、どのくらい劣化していくのか、確認してみようかと思います。しっかし、CLSIの精度管理プロトコルってめんどくさいですよねえ、ほんと。