ベクレルって

ベクレルという単位が、教科書なしに説明できる人、手を挙げてー(私は無理)。

東京電力経済産業省原子力安全・保安院は15日、東電が4日から10日にかけて福島第一原子力発電所から意図的に海へ放出した比較的低濃度の放射能汚染水が、合計1万393トンにのぼったと発表した。含まれる放射能の量は、ヨウ素131やセシウム137などを足し合わせて1500億ベクレル。今後は仮設タンクを設置するなどして収容場所を確保し、保管するという。

ベクレルって「量」じゃないのかな?海へ流れていっちゃったんだから、どの程度希釈されたかわからないけれど、ものすごく希釈されたら、単位当たりの放射線量は減るから、ベクレル単位でドーコー云うのってほとんど意味をなさない情報のような気がするヨ?

放射線量は核種によっても異なるだろうし、人体に蓄積される系の物質がたぶんもっとも危険だということになる。それは甲状腺に蓄積されるヨウ素だったり、骨に蓄積されるストロンチウムだったりする。しかし、それとて半減期も考慮しないといけないわけで、この場合、なかなか危険性というのは評価が難しい。もちろん、何を危険と感じるのか、それは個人個人で異なるわけだし。

しっかし、ベクレルとかシーベルトとか異次元の単位を聞いていると、学生のときの核医学の実験を思い出すなあ。