皮膚消毒がいらないケースもあるんじゃないかなあ

ワクチン打つときにアルコール綿で消毒がいるのか?

これについては、以前から疑問に思っていた。不要だと思う。たとえば二の腕にうつインフルエンザなどのワクチンで、接種部位をアルコール綿で消毒をしなかったら、おそらく皮膚には表皮ブドウ球菌やバチルスなどが残るだろう。そこにぷすっと針を刺して、感染が成立するだろうか?フツーに考えて、起こるわけないと思うのだが。

血液培養を採取するときには、厳重な消毒が必要だ。しかし、血液培養を行わない、たとえば生化学的検査のための採血は、本質的に消毒など不要な気がする。これで感染を起こすのであれば、たとえば免疫不全の患者さんの血液培養や採血は、きわめて危険な行為であると云わざるを得ない。ときどき、表皮のブドウ球菌が生えてくるでしょ?日本で一日に何回の血液培養が実施されて、さらにどれだけのコンタミネーションが発生しているかわからないけど、なかには表皮の菌を押し込んでいる例だってあるんじゃないの、って思う。

まあ、アル綿で消毒したって害はないから、別段どっちでもいいのだが……